ジョージア人は子供の誕生日会を全力に盛大に行う
私達の子供達が通うインターナショナルスクールではクラスメイト全員を招いて学校内で大きなケーキと燃え盛る巨大花火ロウソクと共にお祝いするのは序の口で、別の街のホテルやレストランなどでクラスメイトを招いてお祝いしたり、子供の誕生日を大人達が最大限に盛り上げてくれる日本では信じられない施設まである。
その日はリトアニア人とジョージア人のハーフの8歳の女の子エルザの誕生日会で僕ら家族全員が招待された。
エルザは最初会った時は内気な子で名前を聞いても恥ずかしくて俯いたまま答えてくれなかったが、うちの子供達と仲良くなりどんどん打ち解けてくれるようになってきた。
それでもまだシャイな子だなと思っていたが、そのエルザがこのキャンディークラブで行われた誕生日会ではまさに主役、クイーンの如くはしゃいでいたのには驚いた
恐るべしジョージア人のエンターテイメントパワー
常に3名の司会者が誕生日会の主役であるエルザを持ち上げる
エルザが主役でエルザが誕生日会に招いた友人達をもてなしたり、友人達が観客でエルザが歌ったり踊ったりするステージを上手くセッティングし盛り上げる
ステージの真ん中でエルザがカラオケをして周りで友人達が踊り狂ったり、エルザのために友人達がゲームで勝ち取った捧げモノを渡したり、エルザが気持ちの良いようにスタッフ達が全力でサポートしてくれる
ケーキの火を吹き消すカウントダウンもセッティングして盛り上げてくれ、記念写真までバッチリやってくれる。
普段表情をあまり表に出さないエルザがこの日は凄く楽しそうで、踊ったり歌ったり愛嬌を振り撒いてまさにこの日の主役だった。
エルザはしっかりとおめかししていて、髪までしっかりセットしていた
ジョージア人の血が入っているからなのか?普段はシャイな彼女でもお祝い事になり、自分が主役になるとステージで踊ったり歌ったりできる
それともキャンディークラブの盛り上げ方が上手いからなのか?
どちらにしてもこの日は彼女が主役で大いに盛り上がり、大いに楽しそうだった。
こういう健全な誕生日会が何故日本ではできないのか?
やれ誰を呼ぶだの、やれプレゼントがどうのこうのだの、やれ親はとか子供はだのいろいろうるさいので結局何もできない。
主役は誕生日の子で、その子が決めて、子供達は盛大に祝い、大人達も楽しみながらお祝いすれば良いのではないか?
本当に純粋にこの日のエルザの誕生日会は主役のエルザ自身も凄く楽しそうだったし、周りの子供も大人も楽しそうだった。それを見ているこっちも楽しかった
こういう誕生日会なら参加したいな、子供の時こういうの何でなかったんだろうと思った。
来てくれてありがとう。招待してくれてありがとうと素直に言え、おめでとうと素直に言える誕生日会がジョージアにはある