ジョージアでしかもクタイシで日本食っぽいものを手に入れようとするとなかなか骨が折れる。
そこには創意工夫と数々の料理経験があってなお困難ではあるが、何事も面白おかしく挑戦できればできないことではない。
どこの世界に行っても中華やタイっぽい食材はある、最近は日本食もメジャーになってきたので探せば若干ある。
トビリシではカルフールがあり(フランス系の大型スーパー)そこに日本食材が少し置いてあるらしいが、クタイシにはまだカルフールはなく(現在工事中あと1,2か月経ったらできるだろう)大き目のスーパーを探し周ったが、中国の醤油、ゴマ油、オイスターソース、などはあったがなかなか日本食材は見つけられない。
ユーロプロダクト(Euro Products)と言うヨーロッパからの輸入品を集めた高級スーパーには少し日本食材が置いてあった。
みりん風調味料、わさび、ガリ、売り切れていたが海苔、そのぐらいしかない。
正直みりんは自分で簡単に作れるし、わさびやガリが寿司以外に何に使えるかってぐらい用途が少ない、海苔は箱しかなかった、、、
子供達は何が食べたいか?と聞くといつも「うどん!」と言う関西人なので、何とかうどんを作ってあげたいと思い試行錯誤した。
うどんは作れなくはないがメンドクサイので、タイの太麺クイッティオをうどん代わりにして、まずは初回なので勘弁して欲しいが日本から持ってきた袋出汁や野菜で出汁を取り、中国の醤油とクタイシ特産の蜂蜜とオイスターソースで味付けをした。(結構料理としても美味しいですよ。)

毎日試行錯誤しながら何が美味しいか試しているが、鶏がかなり出汁が出て美味しいということがわかったので次回からは鶏だしでうどんやラーメンもどきが作れるだろう。
鶏も豚も牛も野菜も果物も味が濃厚で美味しく良い出汁が出るので中華醤油だけでも今後も日本食もどきが作れるはずだ。
魚は川魚が主だが黒海の方まで行けば海の魚もあるので今後は魚も少しづつ試していこうと思う。
米も容易に手に入り、アジア食材も少ないが手に入ることがわかったのでパートナーの子供の偏食に合わせるのがかなり難易度が高いが、パスタもチャーハンもうどんもラーメンも、焼きそばも肉じゃがも、オムライスも餃子も作れるので食で困ることは少なくなりそうだ。
(個人的には日本にいた時よりも食材の一つ一つのクオリティが高く値段もはるかに安いのでジョージアの方がいろいろ作れて、ワインもコスパが超良いので最高に気に入っている)

この限られた食材の中で次はどういう驚きがありかつ美味しいものを作ろうか?それを考え作りだしていくのが僕には何よりも楽しい。
ジョージアも日本のように四季がありそれぞれの季節で食材が違ってくるようなので、それぞれの季節の旬のものを料理していくことそれが今から楽しみでしょうがない。
コロナがもう少し落ち着き海外に自由に出れるようになったら、周辺国や西欧の方にも週末などに出向き食材探しの旅に出たい。
それぐらい航空運賃が安くかつそれぞれの国が近い。
食が満たされていれば僕の中では結構幸せ感が強く、どこの国でも幸せに生きていける
今回は1人ではないが、子供達も含めて美味しいものを食べる時間を共有できることにわりとみんな幸せを感じてくれていると思う。
1人よりもみんなで幸せになる。
それがジョージアにみんなで来る前に決めたことなので、まずは食でこれを実現していこう、それが僕の役目でもあると思う。
もちろん楽しみながら日々変化挑戦していく、それもまた面白く豊かに僕はなれる。
面白おかしく日々挑戦しながらみんなで幸せになれるようにジョージアで日々奮闘していきます。