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ジョージアの世界遺産【ゲラッティ修道院】

私達が住むクタイシの街から車で30分ほど山を登って行くと世界遺産に認定されているゲラッティ修道院がある。

1106年にジョージア黄金期、クタイシがジョージアの首都だった時の王ダウィド4世によって建てられました。

ジョージアで最も古い修道院の1つで1994年に世界遺産登録されています。

ゲラッティ修道院は長く知的、文化的な中心地として教育機関として多くの知識人を輩出しました。(今でもゲラッティアカデミーとして施設等クタイシの街の至る所にあります)

現在修復中で一番の見どころだと思える部分が見られなく残念ですが、夏休みシーズンに向けて復活すると思うので、全体が見られるようになったらまた行ってみようと思います。

(2年前に行った時は全て見れました、現在修復中の部分の壁画や建築等素晴らしく、正直修復して欲しくないほど良い具合に老朽化していてそれが物凄い味を出していました、修復されてしまうとそれが損なわれるのではないかと心配です)

まずは現在の全体像の動画をご覧ください。

ゲラッティ修道院のメインの建物だけでなく周りの景観も素晴らしく、また遺跡群やワイン畑、山の水を引っ張って来た水道施設まであり、周りの施設も含め見所が満載の複合遺産と言った感じ。

現在駐車場スペースや修道院内も修復して綺麗にしてしまっているので個人的にはそれが不釣り合いで違和感しかないので、ジョージアが有名になればなるほど、観光客が来れば来るほどこうなってしまうとなると非常に哀しい。

今のコロナ禍はほぼジョージアの人しかいなく、まだこの修道院の厳かな感じや神事に対するジョージア人の向き合い方でこの神秘的で歴史文化の匂いが感じられるが、それが失われていく様子が想像つくのでなるべく早くこの雰囲気を感じに来ていただきたい。

それにしてもジョージア黄金期に中心都市クタイシの山の上にこのような修道院を建て、知的、文化的、宗教的な中心地を築いていく感じといい、クタイシは今ではジョージアの京都もしくは大阪で関西的な感じなのかなと思う。

クタイシの方がトビリシに比べても全然歴史が古いし、食文化や気候帯も異なり、トビリシにはトビリシの良さがあるが、我らクタイシの歴史や文化の深さから来る様々な面での懐の深さは、僕は東京出身だが関西の方が人間的にも文化的にも食的にも好きなのに似ている。

その懐の深さの長年中心にあったのがこのゲラッティ修道院でありゲラッティアカデミーであった。(比叡山や高野山みたいな感じではないか)

ゲラッティに来ると不思議と悠久の風を感じ、様々な英知が流れ入ってくるような感覚におそわれる。

思い返せば2年前はじめてゲラッティに来て、無謀にもここから歩いて山を下りクタイシの街に帰った(4時間ぐらいかかった)

そして宿に帰る途中今のジョージアのパートナーギオルギに話かけられ今僕はここにいる。

そうゲラッティが僕をジョージアに再び導いてくれたとも言える

僕にとってゲラッティ修道院は恩人でもある。

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