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【3500年の歴史ある街散歩】クタイシで朝散歩を日課にする

現在私達が住む街クタイシ日本人にはあまり知られていない地名だが実は3500年以上の歴史がありヨーロッパの中でも最も古い街の一つとして知られているジョージア最初の首都で古都。

このクタイシの魅力をもっと伝えていけないかと思っているのだが表向きにはなかなかに地味で目立たない。

そこで真夏でも涼しい早朝の時間を使い朝散歩しながらこの街の至る所を巡ることにした。

これがやってみると眠気が吹き飛ぶくらいに面白く、この街の魅力はその長い歴史や多様性から来ていることがいろいろと歩いてみないとなかなか伝わらない。

エリアごとに全然表情が違い、それはジョージア自体の歴史や辿って来た道がそうだったように様々な文化や宗教や国すらも入り乱れ、ごちゃごちゃになり今の形はただの仮の形に過ぎないことも物語っている。

ヨーロッパ的であり、アジア的であり、中東、オスマントルコ、ペルシャ、ローマ、ソ連、西アジア、ユダヤ、中国、ドイツ、ロシアなどなど様々な建築物、デザイン、表情、匂い、空気、を纏っている。

その複合的、融合的、複雑絡み合った3500年もの歴史溢れるクタイシの街を毎朝違う犬に案内してもらえるのだからまた朝の散歩が楽しい。

ジョージアは野良犬に非常に優しい国で(猫にも)野良犬のシェルターなるものまであり、街中でも自由に人間と共存できるように予防接種や去勢手術を一匹一匹にした上で路上で自由に生活している。

人々はその街犬達を可愛がり、あまったパンや食べ物をあげ、撫でたり一緒に散歩したり、あくまでも犬の意志や自由を尊重した上で上手く付き合っている。犬の方も適度な距離感を置き上手く人間と付き合い非常に賢くのびのびと街中で生活している。

その街犬は昼間は暑いので寝ていたり、ウロウロしているが、何故か朝は人間に甘える時間と決めているのか、散歩したいのか?毎朝違う犬がずっと付いて来て30分から1時間ばかりずーっと一緒に散歩する。

どこからか指令が出ていてあの東洋人の案内をしなさいと言われているんじゃないかと本気で疑うほど毎回賢く優しく付いて来て案内してくれる。その素晴らしい距離感の取り方も感動するし、子供達がいると心配そうに守ってくれるので朝の散歩は僕らにとって一大イベントになりつつある。

クタイシの街はエリアごとに表情が違い中でも僕は歴史あるユダヤ人街やヨーロッパ的な中心街、そして近隣の遺跡から出土されたコルキス王国時代のモチーフが見事に映える噴水とその前の緑豊かな公園が好きです。

少し歩けば民家にぶどうの実がたわわになりこの地域が緑豊かでワイン用ぶどうの一大産地だと言うこともわかります。

歩けば歩くほどまた違った発見があり、奥が深いクタイシの街歩き

リオニ川が中心を流れ、水の音を聞きながら石畳の道を行く

緑溢れる街、時に人間が作った建造物に植物が侵食している光景が多く見られ、それすらも違和感なくマッチングしているので、この古い街の長い深い歴史の中で今形ある建造物など気にもしないそんな大らかさを感じます。

古いものを長く使い続ける文化、継ぎ足し継ぎ足し、ワインの継ぎ木のように歴史を重ねている深みある街並みは決して派手ではないけど見れば見るほど味があり、どこか懐かしく安心できる温かみがある街並みです。

クタイシの朝散歩は心の洗濯ができ、感性を養い、その長い深い歴史を思うと今の状況などちっぽけなものだと安心感すら与えてくれます。

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