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ジャーニー ジョージア コーディネーター

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西ジョージアと東ジョージアの違い【気候、人柄、ワイン編】

ジョージアと一口に言っても小国にしては余りあるほどの違いがあり、多様性が存在している。

かつて何度も侵略や占領を繰り返され、国自体も変化していき今のジョージアそのものであった歴史の方がずっと浅い

東西南北の主要都市や観光地をいろいろ周り、僕らは最初から選んで日本人が最も集まる首都トビリシやバトゥミを選んでいない。

今回は僕らが住んでいるクタイシやバトゥミなどの西ジョージアと首都トビリシやワインの最大生産地で知られるカヘティ地方などがある東ジョージアの違いについて今のところの僕らの見解を紹介します。

何故東と西かと言うとかつて全く別な国であった歴史の方がずっと長く、気候や環境すらも同じ国とは思えないほどの違いがある。

気候や環境は人を育てるので当然人の気質も違い、その人がワインを育て、気候や環境がワインを育てるのでワインの違いを見ればその土地、人の傾向がわかると思う

西ジョージアと東ジョージアの大きな違いの1つはその気候や環境にあると僕は思う。

何故僕がクタイシを選んだかの一番の理由でもあるのだが、西ジョージアには黒海があり、高い山々がありその恩恵で温暖湿潤な気候が冬でも保たれる

それでは黒海沿岸都市バトゥミを選んだら良いんじゃないか?と思われるかもしれないが、確かに寒さだけを選んだらバトゥミが良いかもしれないが、20年以上ジョージア以外の国や地域では僕は様々な海沿いの街に住んでいた(セブ、ドゥマゲッティ、コタキナバル、プーケット、沖縄の伊江島、岩国)

海沿いの街はバトゥミも何度も行っているので同じだとわかるが、湿気が多く天候が変わりやすい、そして冬は風が強い傾向にある。

クタイシは海から内陸に1時間以上離れているし、高い山々からも適度に離れていてむしろそれらが壁や盾のようになってくれているのか?湿度がちょうど良く保たれていて、冬でも南欧並みに寒くなく、天候も安定している。

ここがかつて西ジョージアの首都であり、ヨーロッパでも最も古い街の1つであることがこの街の快適さを証明してくれているかもしれない。

東ジョージアは首都のトビリシを見ていると、西ジョージアに比べて寒く、かなり乾燥している。

西ジョージアの平地は11月を過ぎても日中20度以上の日が何日もあり、穏やかな秋を感じさせてくれたが、トビリシに行くと5度以上気温が下がり、トビリシに住んでいる方々は秋がほとんどなくいきなり冬が来ると言っている。

風も強く極度に乾燥しているし、カラカラに乾いた大地が物哀しさを深める

ジョージア国内をいろいろ周る時は列車か乗り合いヴァン、マルシュートカで周るので、周りの景色をよーく見ているが、西ジョージアから来た僕らには東ジョージアの大地は緑が少なく乾燥していてドライな印象がある。

そこに住む人々もよそから来たからそういう印象になってしまうかもしれないが、西の人々に比べるとドライで表情が硬く口数が少ない印象。

日本でもそういう傾向にあると思うが、東北や北陸の人々といった感じで一度受け入れてくれたり、仲良くなると凄く良くしてくれて尽くしてくれるが、仲良くなるまでがドライな印象

伝統や文化を頑なに守り続けたり、職人気質な人が多いのか?東ジョージアの人の気質がワイン作りにもよく表れていると僕は思う。

カヘティ地方のワインはドライで深く、重厚な感じになる

真面目にコツコツと淡々に作り続けている感じがワインにも表れていて人間的深みが加わり、趣があり、個性がしっかりしているディープなワインが出来上がる

ワインで言うと僕は東ジョージアのワインの方が好きだ

西ジョージアは温暖湿潤な気候からもわかるように、僕らが住むイメレッティや隣のレチフミ、ラチャ、サメグレロ地方などや黒海沿いでも山の方に行けば緑が非常に豊かでワインも多く作っている。

人々は温厚で人なつっこく時にお節介なぐらいだ

トビリシからここクタイシに遊びに来てくれる友人達が驚くのがクタイシの人の表情や性格の明るさで、トビリシではこんなに明るくないし、話かけられたり、おまけをくれたりしないとみんな言う

トビリシが大都会なのもあるかと思うが、それにしても東と西では大きな違いがあると僕は感じる。

日本で例えると西ジョージアの人々は九州や関西の人のようだと思う。

西ジョージアのワインはライトで飲みやすく、軽い食事と一緒にみんなで飲むのが向いていると思う。

作る人々の笑顔や話し声が聞こえて来そうなワイン

根本的に収穫してきたブドウ品種自体が東ジョージアとは全く異なったものなのでその違いも非常に面白い

このように一口にジョージアと言っても東と西でかなりの違いがあり、ワインを飲んでみたらその違いが明らかなので面白い

ジョージアは北海道ほどの国土しかない小さな国だがその違いは大きく多様性に溢れているので今後もこの違いを面白く紹介できればと思います。

知れば知るほど深く面白いジョージア、是非いろいろ周って体感してみてください。

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