ジョージアのスイーツは意外にも甘さ控えめで日本人の好みに合う。
ジョージア料理のように素材が良いのでその素材を活かす感じで甘さが控えめなのが嬉しい
(ジョージア料理はちと塩が多く、脂っこいので日本人にはちょっとだけヘビー)
フランス菓子のように甘さゴリゴリ、濃厚コテコテスイーツではなく、どちらかと言うとドイツのスイーツのようで甘さがちょうど良く意外に軽めなのでこれは日本人の口にも合う。
それではケーキ屋さんで買うケーキはどうか??
何かのご褒美だよ!と自らや子供達にも言い聞かせクタイシのケーキ屋さんに行ってみた。
ちょっと高級そうだから、めっちゃ高かったら嫌だなー、こういう本格的っぽい所は庶民のスイーツのように甘さ控えめで軽めではなく、フランスよりで甘濃くて重いのだったら嫌だなーとか警戒しながら入店した。
店内は意外にシンプルでカジュアルお洒落な感じで平日の午後の暑い時間帯にも関わらず客足が途切れない様子だった。
ケーキは1つのショーケースにカットケーキが並び、2つのショーケースにはホールケーキとホールケーキやその他スイーツを切り売りするのがあり、日本よりも種類が多いんじゃないかというぐらい豊富にいろいろ揃っていた。
見た目からしても思っていたよりもずっとちゃんとしたケーキで日本の自由が丘とかにあってもそんなにおかしくない感じだった。(さすがヨーロッパだアジアやアメリカとは違う)
ケーキ以外にもパンもあり、総菜まで売っていた。
ケーキはカットケーキはだいたい1つ3.9ラリ(135円ぐらい)とジョージアの物価にしてはなかなかに強気の値段で、1リットルのビールが買えてしまうし、大きなパンが4つは買えてしまう値段なので買うのに勇気が必要だった。
時間をかけて選ぼうとしたが子供達はすんなり選んでしまい「高級ケーキだからね、しっかり選んでよー」と言っても、これがいい!っと一瞬で決めてしまう。
3つケーキを選び大切に家まで運び、いざ実食してみた
選んだのは①チョコレートケーキのオペラやザッハトルテのようないかにもーチョコレートケーキで濃厚そうなこってり系チョコレートケーキ。
②ドイツケーキのシュバルツバルターキルシュトルテ(黒い森のケーキ)そっくりのチェリーが乗ったチョコレートケーキ
③イチゴが乗ったイチゴムースのケーキ
どれも日本のそれよりも少し大きく、見た目は濃厚で甘そう
しかしここはジョージアスイーツの真骨頂、これらが意外に軽くそして甘さがちょうど良い
①はもっとコッテリあまーいかと思ったがちょうど良い感じになっていてもたれない、コーヒーや紅茶がないと食べれないほど甘くない、そのままでいける。
ウィーンで元祖ザッハトルテのお店でザッハトルテとウィーナーコーヒーを飲んだが甘すぎて重すぎてなかなかにカルチャーギャップを感じたが、ここジョージアのケーキはスッと入って来て幸せな時を過ごせる。
甘さ控えめ日本人の国に合わせました!王道チョコレートケーキです!!という感じ
②これは逆にドイツのケルン大聖堂の目の前にある超老舗のケーキ屋さんでシュバルシュバルターキルシュトルテの超美味しいのを食べてしまっていたし、パティシエの資格も持っている親にも美味しいのを作ってもらっていたので、その瓜二つの見た目から味を想像して食べてしまったら全然違うものだった。
普通のチェリーが乗ったチョコレートケーキ、シュバルシュバルターキルシュトルテとは全くレベルが違う。普通のチョコレートケーキが食べたい人にはお勧めします。
③これが個人的には一番美味しかった。
ムースも甘さがちょうど良く、イチゴは甘すぎずむしろ酸味が強く昔のイチゴを思い起こさせる。
真ん中に入っているイチゴゼリーのようなのがこれがまた食感といい少し固めでアクセントになっていて全てイチゴだが生のイチゴ、イチゴムース、イチゴジェリーと3重奏になっていてイチゴワールドに俺を誘う
イチゴ系のケーキやアイスなどそんなに好んで食べないのだがこれはなかなかにいける。
さっぱりふわっとしているので夏にも合う
なかなかにこっちの物価にしては高級ケーキでしたが、思った以上にレベルが高くこれは日本のケーキやスイーツが恋しくはならないなと思った。
スイーツが美味しいと幸せな気持ちになれ、それを大切にしている感じがジョージアにもあるのでやっぱり文化レベルが高いなと感じる。
高級ケーキと言っても日本の三分の1から5分の1の値段なのでこれだけしっかりしたものでこの料金はやっぱりコスパが良い国で良かったなと改めて思った。
これでまたジョージアの楽しみが増えた。
ご褒美の時は子供も含めてケーキを買いに行こう!
すでに10月の長女の誕生日はケーキを買って欲しいと言われた
ジョージア生活がこれでまた1つ豊かになった。