ジョージアのイースター休暇にゴリに行ってきました。
ゴリと言えばかのスターリンの生まれた所で、スターリンの生家やスターリン博物館などのダークツーリズムやゴリ城、ウプリスツィヘ洞穴住居跡 などが有名ですが今回は時間の関係で行きませんでした。
あくまでも僕らの目的は自然とまだ知られていないマイナージョージアとワインと食なので上記の観光地はあまり魅かれるものがなく、 ウプリスツィヘ洞穴住居跡に関してはヴァルジアを堪能したので今回は日数の関係で次回にすることにしました。
今回僕らが狙ったのはアテニ渓谷とアテニのワイナリー巡りです。
ゴリの街からマルシュで40分ほど、途中から舗装道路はなくなり山道になり景色が一変していきます。
ジョージア全土で様々な山や自然の景色を見てきましたが、この渓谷や山々の景色はまた別格で、荒々しく猛々しい風景ですが、春の草木が生い茂り、ワイン畑が全面に広がっているのどかな景色も見れそのギャップにジョージアの懐の深さを思い知らされます。
終着の教会アテニシオニに着くころには僕ら以外誰も乗っていなく、民家もすぐ近くになく周りに誰もいない景色でしたが教会に入ってみると数名の人達と司教さん達が温かく迎えてくれました
ジョージアのどこの教会でもこんなに温かく迎えてもらったことはないほどに迎えてくれ司教さん達やおばちゃん達が絶妙な距離感で世話を焼いてくれます。
こんな遠くから来たわけがわからない東洋人達に親切にしてくれ一緒にミサに参加させてくれ、わからない部分は身振り手振りで教えてくれ、みんなと同じように参加することができました。
ゴリやアテニの人達は他のジョージア人ともまた表情が少し違い、穏やかで優しい人が多かった印象です。(イースターだったからかもしれませんが)
渓谷の上から下まで主に3か所のワイナリーを目指して2時間半ほど歩きました。
基本は車が通る山道沿いに進むか、川沿いに山を下っていくのですが、どうしても冒険心に火がついて道なき道に紛れ込みそれ以上行けなくなったり、結局車道に戻ったりするのですが、素晴らしい景色を眺めながらのハイキングは疲れも、進路通りにしなくてはいけないという、こうしなくてはいけないという気持ちを忘れさせてくれ自由に自然と戯れられます
この景色を見ながらゆっくり歩いていろいろ脱線しての2時間半ほどの行程のうちに大小含め10軒はワイナリーがあります。
この時は春なのでぶどうの木すらほぼない状態ですが、これが夏や秋になれば一面ブドウの木や実がたわわに実った風景が広がると思います。
僕らが周ったワインの産地カヘティ、ラチャ、レチフミそして僕らが住んでいるイメレッティともまた違った感じのワインの風景がここにはありました。
ここのワインに関してはまた後日書いていきます。
とにかく気持ちの良い陽気の中、優しく穏やかで気持ちの良い人々と、素晴らしく雄大な景色とここにしかない美味しいワインと、ゴリカツや地元のキノコや山菜を堪能させていただいたレアな3日間でした。