西ジョージアの雄クタイシ近郊にはいくつか天然温泉がある
車で20分、ソ連時代モスクワから直通列車まであった一大温泉リゾートだったツカルトゥボの温泉はもちろん
車で1時間ほど、お隣のサメグレロ地方にある自分で作るタイプの温泉も気持ちが良く珍しかった
しかし今回はもっとも近く、最も良く、しかも無料で入れる最強天然温泉に行ってきた
正直クタイシから近いのでなめていた、油断していた、どうせ大したことはないだろうと高をくくっていた
行ってみてビックリ!最初は「なんだ小さいやん」っと思ったが、入ってみたら温度といい、広さといい絶妙でそこからしばらく動けないほど感動した、ほっこりした
入浴できる部分は2カ所あったが、1つは僕ら日本人には少しぬるい湯、もう一つは絶妙な温度加減で熱すぎもせずぬるすぎもせず、つまり最高
この時は平日だったのでジョージア人はいなかったが、ポーランド人とロシア人が途中から入ってきて、両人ともに熱い方に居座ったので、両国共に寒い国でサウナや温泉文化に近いものがあるからか「なかなかに分かる奴らだった」(アメリカ人など温泉文化が理解できなく、熱い方は早々にギブアップしてぬるい湯の方に行くだろう)

この最強天然温泉はクタイシから車で30分で着く
タクシーでも30ラリ以下で行けるが、マルシュでもクタイシからヴァニ行きに乗り途中下車すれば簡単に温泉まで辿り着く
クタイシからこんなにも近くこんなに良い温泉があるとは思ってもいなかった
なので今更ですがこの天然最強温泉を紹介させていただきました
この日はワインを持って行き、おにぎりも3種類作って行き、温泉に浸かりながら飲むワインは最高でした
温泉から見えるコーカサスの雪山の景色も最高だし、裸の付き合いでポーランド人と乾杯したり、ロシア人のお姉ちゃん達と言葉交わしたりと日本でもできない最高の経験ができます
硫黄の匂いも強くないし、でも身体が芯からぬくもる
すぐ近くに川が流れているので、川辺でBBQやりながら温泉も次回はありだと思う(あまりにも良かったのですでにやってしまった)
ますますクタイシ暮らしが豊かになり自然でワイルドに幸福感も増々上がってきた
