ジョージアには海もあり海があると言うことは当然港もあり、そこがジョージアという小国がここまで世界中に注目される1つの要素でもある。
それの良い例が超小国シンガポールだが、ジョージアも負けず劣らず立地が抜群なのでこれからも今後もこの港を最大限に活かした他国とのビジネスが盛り上がってくるのは必死だ。
ジョージア1国だけで考えると商圏は狭く、面積は北海道より少し小さく、人口は横浜市ぐらいで少ないのでまだまだ貧弱だが、ヨーロッパをはじめ、中央アジア、中東へのアクセス面の良さは折り紙付きで23億人の市場にアクセスできる。
黒海沿岸都市としてはバトゥミはリゾート地としてはヨーロッパや中東、中央アジアではあまりにも有名だが、港自体で言えばポティの方がずっと規模や取引数や額は大きい。
ワインにしても自動車にしてもジョージアの貿易の拠点はポティで町としては小さく寂れた感じだが、ポティに不思議と集まる。
今回このポティが見てみたく、また物流倉庫はじめポティ港がどのような感じか視察してみたかったので事前にアポを取り世界第5位の規模を持つ港湾物流(港湾運送業)会社APMと打ち合わせしてきた。

APMは本社はオランダにあり、世界42か国の港で港湾物流業を行う会社だ。
当然日本にもあり、ジョージアの拠点がポティにあり、港内の物流管理や運送業者への受け渡しなどのオペレーション全般をやっている。
港から外のことは運送業者や海運業者に任せているが、アドバイスやサポートはしてくれるようで、日本やその他の国への輸出入を行いたい時に頼りになる会社だ。
今回は顔合わせも兼ねてこの会社のやっているサービス全般や概要、ポティ港についての概要をプレゼンしてもらい、その資料等もいただいたので今後の貿易関連や物流関連事業などに役に立ってくると思う。

残念ながら一番目当てにしていた物流倉庫はどうやらジョージアではまだそういうビジネスモデルがなく、(あっても凄く小さい)この会社でもやっていなく、何のことを言っているかなかなか理解してもらえなかった。
まあこちらの的は外れてしまったが、ジョージア最大の港で世界第5位の会社の担当者やマネージャーとこうして繋がれたので、何かしらのお役に立てるかもしれません。
ジョージア自体を考えるよりも、ここを輸出入のハブにすることがますます現実味を帯びて来たのが良かったと思う。
近隣諸国との輸出入の関税0%、ジョージア自体の税金も凄く低く、かなりビジネスがやりやすい国なので、ジョージアからヨーロッパ諸国、ジョージアから中東諸国、(インドまで)、ジョージアから中央アジア、イラン、中国まで(カザフスタン経由で鉄道で繋がれる)
なかなかに壮大な貿易販路が拡大していける。
まだまだ日本はグローバルや世界が相手だと言っているが近いアジア諸国やアメリカ止まりで、ヨーロッパや中東、中央アジアまでその商圏を伸ばしきれていない。
そこの道を作って行くことをジョージアにいる僕らがやっていける。
その大きな武器がこの黒海ルート
頼まれれば僕らは海賊にも遊牧民にも山賊にもなれる
