ジョージアや旧ソ連の国々ではかなり有名な作家オティア・イオセリアニ、その孫がクタイシの隣町にあるツゥカルトゥボでワイナリーをやっていて、そこのワインもワイナリーもおじい様の博物館も、ご家族みんなの人柄も好きで、何度も訪れて家族ぐるみの付き合いをしているのはこのブログでも何度か紹介しています。
孫がおじいちゃんの名前を受け継いでオティアという同じ名前だが、オティアが先日訪れた時に衝撃的な告白をしてくれた所から物語が一気に動き出し、オティアの、イオセリアニ家族の夢を叶えたいと新たなプロジェクトが始動しました。
ジョージアビジネス視察ツアーで日本、インドやマレーシアでアニメ制作やプロドゥーサーをしている方をオティアのワイナリーに案内し、ジョージアで何か面白いことができないかと雑談していると、オティアが自分のおじい様の本をアニメ化したいと本気で語ってくれました。
おじい様の本【世界でいちばんつよい赤んぼう】は世界40カ国ほどの国に翻訳され、日本でも1982年から僕が調べた限りでは少なくとも2009年までは増刷されています。
現在は日本では絶版となっているようですが、アマゾンなどでも購入でき、一番古い本しかオティア家族が持っていなかったので、日本アマゾンで買ったものをプレゼントしました。
おじい様はそれ以外の本や様々な芸術&文化活動をしていますが、この日本語訳にもなった【世界でいちばんつよい赤んぼう】原題は【ダチの物語】をアニメ化したいと家族で貯金をしていた所、ちょうど僕らがアニメプロドゥーサーを連れて来たという奇跡の出会いがありました。
しかしアニメ化すると一言で言ってもどのようなアニメにするのか?
何分のアニメにするのか?その先はどうするのか?
そもそも予算はいくらかかり、その予算をどのように集めるのか??
などなど疑問はありますが、とにかくやってみてから難しいとか、どうなるかとか決めようということになり、みんなで一気に動き、JICAさんに相談に行ったり、友人の伝手を辿り様々な情報を集め、オティアや家族に相談しながら様々な方のサポートがあり、このプロジェクトは現在も動いています。
まずはオティアの依頼もあり、絶版になってしまっている日本語版をもう一度しっかりとした日本語訳で全話込みで作る所からやっています。(以前の本の日本語訳はロシア語からの訳なので登場人物の名前すら滅茶苦茶でちゃんとした日本語訳ではないのが明らかで、全17物語ある中の4話か5話までしか作られていなく、途中で切れています)
また英語版を新たに作ったり、kindleやデジタル対応にしていったり、それらの収益をアニメ化の資金にして、モノが出来上がっていってその背景やストーリーと共にクラウドファンディングでアニメ化の資金を集めていこうと動いています。
もしジョージアにご興味がある方、特にジョージア文化や芸術に、ワインやジョージア人が好きだと言う方がいらっしゃいましたら、どうかこのプロジェクトにご協力ください。
ジョージアではこの本は教科書にも使われていて、大人も子供も知らない人はいないほどで、人口370万人の国で200万冊以上売れているそうです。
そのジョージアの国民的作品を、日本とジョージアのチームで資金を集め、日本、インド、マレーシアなどのアニメ制作チームでアニメ化するのは非常にワクワクすることだと思います。
ジョージアの国民的作品を僕ら日本人を信用して任せてくれるという話になった時に僕らは面白いと感じると共にジョージアにしかも西ジョージア「クタイシを選んで住んでいる変な日本人家族」がやっとその意味を見出した瞬間でもあると鳥肌が立ちました
このプロジェクトを少しでも面白いと感じていただいた方、どうかご協力&応援ください
ジョージアに住みお世話になっている日本人家族として何か恩返しをする1つとして、このプロジェクトに出会わせてもらったのかと感じます
大好きなジョージアの文化や慣習が色々散りばめられていて、ジョージア人の優しさ、強さ、ダイナミックさまで表現されていて非常に面白く深い作品で、これがアニメ化するのを僕らも見てみたいです。
また追ってこのブログでも進展状況などをお知らせしていきます。