ジョージアの公立校でも課外授業や遠足などがたまにある
クラスごとに先生と保護者で話し合って決めている感じで、わりと頻繁に保護者会のような先生との話合いがありこれをやろうとか、こうしようとか決めている
今回は3月3日の母の日に子供達が中心にヒンカリ(ジョージア式巨大小籠包)やムチャディ(トウモロコシのパン)ジョージア式串焼きバーベキューをお母さんに作ってあげるという課外授業。
何故か日曜日に行われ、場所もクラスメイトの親の兄弟がやっているレストランを貸し切り行われたもの
相変わらずジョージアなのでカオス感満載のイベント的な感じで担任の先生が仕切ってはいるが、父親はビールを飲み過ぎるし、子供は踊り狂い、歌い喋り狂う、母達も踊り、飲み、疲れたら食べる
授業というよりは発散?的な感じでジョージアスタイルの楽しいやつ
前回の課外授業はワイナリーに行き大人はワイン、子供はワイン用ブドウで作られるジョージアの伝統的なお菓子チュルチュヘラ作りで、基本は同じようなスタイルなので
ジョージア人のイベントや幸せにはワインとお酒と食べ物、踊りと歌が欠かせない
それを担任の先生と保護者達と子供達とで遠足や課外授業でやってしまうのだからジョージアは寛容で楽しい国だ

この日は日本から届いたばかりの浴衣を次女がどうしても着たくて「みんなオシャレして来るから!」とうそぶいたが、特に誰もオシャレして来た様子はなく、日本人女子二人はしっかり浴衣で浮いていた
それでもみんなそんなの気にしなく、可愛いもの、珍しいもの好きなジョージア人は様々な所で写真を撮ってくれたり、色々質問してくれつつも、何もないように受け入れてくれる自然さが嬉しい(嫉妬とかマウンティングとか、同調圧力とか負の感じがなく、ピュアな感じ)
母のための料理作りはなかなかに統率とか取れていないジョージアンカオスなので、口に入ればいい、楽しければいい、そして材料は美味しいから美味しいはずで
誰かが色々と生地とか材料とか全て準備してくれていて、子供達は包んで入れるだけとか、焼く手前だけとか、とにかくやったという形が大切だ
その後は歌って、踊って、食べて、飲んで、写真撮って、また食べる、そしてスッと引き際良く帰るーこれがジョージア
子供達と一緒にこういうジョージアの伝統的な料理やかまどで炭から火を起こしてパンを焼くとか、肉を焼くとか楽しみながら普通にサラッとやっちゃうのが面白い
様々なところに学びはあるが、こんなにカオスで楽しみながら伝統的なものがサラッと学べてしまうジョージアの課外授業は親達もやっぱり面白い
