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ツゥカルトゥボの廃墟とそこに住む人々

ツゥカルトゥボはクタイシから車で20分ほどの温泉リゾート

かつてソ連時代にはその名を轟かせる一大リゾート地でモスクワから毎日このツゥカルトゥボまで直通列車があったほどで、スターリンが別荘を構えて通っていたり、年間10万人以上が訪れる超が付くリゾート地だった。

その栄光はソ連崩壊と共に崩れていき、アフハジア紛争と共に影となり、現在まで紛争の影が残り続けている。

かつての一大リゾートだった時に立てた絢爛豪華な大型ホテルや施設は30年経った今でも残り続けているものもあり、廃墟となった今でもアフハジア紛争時の難民達がそのまま住み続けている。

廃墟だけでなく、現在も人が住み続けている点にも興味があり野次馬根性で申し訳ないが何度かツゥカルトゥボを訪れている。

ジョージアの地元の人達はあまり関心がないのか?それともあまり触れられたくない黒歴史だと思っているのか?ジョージア人の友人や僕らが何度か通っているツゥカルトゥボのワイナリーの人達は廃墟については何も言わないし、リアクションがない。

地元の観光局も表には出してこないし微妙な感じで、廃墟マニアしか知らない感じになっていると思うが、行ってみて廃墟マニアじゃなくてもツゥカルトゥボの廃墟は凄いと思った。

(子供達ですら驚いていた)

何が凄いって廃墟を見た限りでもここがどれだけ栄光ある一大リゾートでソ連時代にこれだけのものが建てられたのだなと驚く。

今のロシアとか北朝鮮とも通じるものがあるかもしれないが、お金かけてるとこは滅茶苦茶かけてるし、技術や文化も凄いじゃないですかーっとギャップ?に驚き、ソ連らしさも多々垣間見えれるので廃墟になってしまっているが遺産的価値ももの凄くあると思う。

微妙なラインだし、住んでいる人もいるから表には出せないかもしれないし、ジョージアの発展と共にこのような負の遺産的なものは排除される方向になってしまうのか?

ここもまた今のうちに訪れておいた方が良い場所かもしれない。

廃墟は大小ツゥカルトゥボの街中に広がっているので全部見て周ろうと思ったらかなりの時間がかかると思う。

中でも見所なのがかつてのサナトリウムの廃墟や大型ホテルやサナトリウムリゾートの廃墟。

ホテルには上記したように今でも人々が住み日常生活を送っているので慎重に許可をもらい見せてもらったが、難民や不法滞在と聞くとどうしても構えてしまったり負のイメージがあり怖かったが、

ビックリするくらいあっさりと向こうから案内してくれたり、どんどん見なさいという感じなのだ。

それがあまりにも自然で見返りも全く求めていないので何だかいろいろ考え過ぎ、資本主義に毒された僕の邪悪な価値観が恥ずかしくなってしまうほどピュアであっけらかんとした人達だった。

小学校低学年ぐらいの子供がいて向こうから近づいて来て挨拶してくれたり、名前を聞いてくれた。

子供達も話に加わり何となく打ち解けて何となくそのまま彼が住んでいる家やベランダを見せてくれみんなで写真を撮ったり少し話をした。

別れる時もずっと手を振ってくれ、ずっと付いて来てくれ最後にスマホで僕らの写真を撮っていた。

廃墟に住む少年というフィルターで見てしまったが、彼はごく一般的な少年で、ピュアで屈託のない感じで、彼にとっては同じ年くらいの子供達を連れた東洋人として珍しかったのだろう。

あの澄んだ瞳や、笑うのでもなく、ぶっきらぼうな顔をするのでもない凄く自然なピュアな表情で手を振ってくれた感じが忘れられない。

お母さんやおばあちゃんの感じといい、モノを持たない、余計なものを抱えていない、執着していないピュアな人間ってこんな感じなのかなと、廃墟も感動したが廃墟に住む人達に不思議と心が魅かれた。

最も素晴らしいと思った廃墟リゾートでこの日はたまたま結婚式の写真撮影をしていた。

廃墟で写真を撮るとはなかなかにおしゃれでかつ場所代もかからないので頭の良い選択だ

この日とばかりに着飾るジョージア人達がワアワア言いながら写真を撮っているその裏にひっそりと住んでいる人達がいてジョージアの光と影のように映ったが、少年達と出会ってからはそれもまた何だか違うと思った。

時がそのまま30年前から止まってしまい、自然の流れと共に朽ちて行く廃墟

そこには現在をたくましく生きる人々が住んでいる

自然の流れに逆らわず自然に生きている感があるピュアな人々

それは見方を変えれば古いものをそのまま利用しているエコな人々であり、サステナブルな人々でこれからの激動の時代にも対応できる強くて賢い人々なのかもしれない。

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