「ジョージアで暮らすならどこが良い?」への答え
ジョージア移住を検討する人から、
「どの街が住みやすいですか?」「おすすめはどこですか?」
という質問をよく受けます。
もちろん、目的やライフスタイルによって最適な場所は変わりますが、
僕の答えはいつも当然——「クタイシ」です。
(あまり教えたくないのが本音ですが、ジョージアで“暮らす”ならここしかないと感じています。)
トビリシとバトゥミ、それぞれの特徴と限界
多くの人がまず訪れるのは首都トビリシ。
人も情報も最も集まる都市で、
「ノマドワーカー」「若者」「イベントや交流を楽しみたい層」には確かに向いています。
また、ビジネスや店舗経営など、人との接点が多い活動をするなら、
トビリシが適しています。
ただし、都会ですので家賃等高い(僕の家族が今住んでいるスペインの地方都市よりも高く、東欧の国々よりも家賃が高かったりします)、人が多い、軽犯罪や詐欺、ぼられるなど実際にトビリシ滞在中に受けておりますし、被害も聞きます(大都会なので当然と言えば当然ですが)
一方、近年人気が高まっているのが黒海沿いのリゾート都市・バトゥミ
SNSやYouTubeの影響で、「海辺の国際都市」「ドバイのような雰囲気」「ヨーロッパのリゾートのよう」として紹介されることが多い街です。
ただ、実際に何度も訪れた立場から言うと、
そのイメージには現実とのギャップがあります。
特に子連れや家族での生活には、正直向いていません。
(パーティータウン、ギャンブルパラダイス、タワマン、創られた観光都市が好きな人には良いです)
一時期のリゾートとして滞在する分には魅力的ですが、
生活の拠点とするにはガヤガヤ、キラキラし過ぎていて、教育環境、住環境など、穏やかでのんびりと子供を育てたり、リタイアライフ、ノマドライフを送るには適さない環境です。
ジョージアらしさが最も少ない都市とも言えるので、正直ジョージアを知っている人からは「子供の教育、教育移住で何故バトゥミ?」「リタイアでバトゥミは一番向いてない」と思われています
※シーズナリティがありますので、もし中長期で住む方はいつ住み始めるかなどで家賃など大幅に変わってくることもありますので、注意してみてください。

クタイシが「コスパ最強」と言える理由
では、なぜクタイシなのか?
理由はシンプルです。生活のバランスがすべてちょうど良いからです。
🏠 物価が安くコスパ最強
家賃・生活費ともにジョージア国内で最も安定していて、「ジョージアコスパ最強」と昔は騒がれていましたが、今やクタイシしかその言葉は当てはまらなくなってしまったと言えるほど、まだ物価が安いです
🌿 気候が温暖で湿潤
クタイシは黒海や大、小コーカサス山脈との絶妙な距離感とバランスからやや乾燥している温暖湿潤気候で日本の平地に近い気候帯です
冬もほとんど氷点下にならず、夏も過ごしやすい。日本の四季に近く、日本よりも居心地が良く、昔の昭和の古き良き日本の気候や風情が残っている昭和な街です
トビリシは大陸性気候で乾燥していて冬は風が強く寒く、バトゥミはいつも天気が不安定でジョージア人はジョージアのロンドンと呼んでいます
ジョージアの気候については👇
🍇 食と自然が豊か
野菜・果物が新鮮で安く、ジョージア第二のワイン産地でその気候からも日本の食性に近くヘルシーなものを好み、ワインも軽くて爽やかな酸味と果実味が特徴です
街のど真ん中からでもコーカサス山脈が見え、少し歩けば昔ながらの街並みや民家に果物がたわわと実、昔ながらのジョージアの風景にすぐに出会えます
東ジョージアと比べても野菜やチーズ、果物などの種類が多く、クタイシでは日本米も安価で手に入るため、最近改めて日本に帰国しなくても長く住める街だなと実感しています。
🚗 交通と環境のストレスが少ない
渋滞ほぼなし。緑が多く空気がきれい。
基本歩いてどこでも行けます
トビリシやバトゥミだと大気汚染が進行しているようですが、クタイシはまだ大気汚染レベルが低く、それを調べてか環境に敏感な特に欧米人子連れ家族がクタイシに集まっています
👨👩👧👦 人が穏やかで安全
クタイシの人々は明るくフレンドリー
ジョージアでは「おしゃべりでお笑いの街」として知られていて、関西みたいだと、関西人は言います
クタイシはこんな人におすすめ
・子連れやペット連れで落ち着いた生活を送りたい家族
・リタイア後に自然と文化の中で暮らしたい人
・穏やかに、静かに仕事を続けたいノマド夫婦
・ジョージアらしさ、文化や慣習の違いなどを感じ、ジョージアの良さやジョージア暮らしを実感しながら生活したい人
いわゆる「派手さ」や「流行り」はありません
「ナイトライフ」や「キラキラや出会い」は少ないです
しっかりと穏やかにジョージアで暮らすためのバランスがこれほど揃っている街はなかなかないと思います

クタイシの魅力を再発見する日々
最近はクタイシ近郊のワイナリーを訪れたり、
イメレッティ地方を巡る旅をしています。
改めて感じるのは、
「ワイン・人・気候・食・治安・物価・文化」すべてがバランス良く整っているということ。
ジョージアに何年住んでも、やっぱりここが「ちょうどいい」。
そんな確信を持てる街、それがクタイシです。
ここが紀元前からあるジョージア最初の首都であり、コルキス王国としてギリシャ神話にも登場し、発達した経済と良好な地理的自然的条件が古代ギリシャ人を引きつけ、
ギリシア人にとってのコルキスは、古代ギリシアのことわざにある「最遠の航海」の果てに辿り着く、ギリシア社会が知る最も東の、日のいずる場所と考えられた。(これは何だか日本みたいですね)
だそうで、良い環境、良い立地じゃないとこんな3000年以上前から都は築かれないと歴史も語っています
(神話の王アイエーテースの住む場所Aiaつまりクタイシの昔の名前、そして魔女メディアの生地でもあるようだ)
まとめ|“暮らすジョージア”の答えはクタイシにある
観光ではなく「暮らし」を軸にジョージアを見つめると、
クタイシが最も現実的で、心地よい選択肢になると僕達は考えています
首都トビリシの便利さも、バトゥミのリゾート感も魅力的
でも、家族で、長く、穏やかにジョージアを生きるなら——
やはりクタイシが一番おすすめです。