抗生物質が効かない「耐性菌」の出現が問題となる現代。
そんな中、特定の細菌だけをピンポイントで攻撃する「バクテリオファージ(通称ファージ)」が再び世界的に注目を集めています。
実はこのバクテリオファージによる細菌感染症治療の研究で、世界的に知られる場所が ジョージア・トビリシ にあることをご存じでしょうか?
世界的にも貴重な研究機関|エリアヴァ研究所(G. Eliava Institute)
1923年、ジョージア出身の医師ギオルギ・エリアヴァが、フランス人科学者フェリックス・デレーユと共に設立したのが、
G.エリアヴァ記念バクテリオファージ・微生物学・ウイルス研究所(通称:エリアヴァ研究所)です。
ここは、世界でも数少ないバクテリオファージ専門の研究機関。
ソ連時代から現在に至るまで、ジョージアの国家的研究機関として、ファージ研究の中心的存在となっています。
バクテリオファージとは?
バクテリオファージ(ファージ)は、特定の細菌に感染し殺菌するウイルス。
人や動物には無害で、自然界に広く存在しています。
主な利用分野:
・病気の治療(ファージ療法):抗生物質が効かない感染症への新たな治療法
・食品の殺菌:リステリア菌などの食中毒菌への安全な対処法
・抗菌剤の代替:耐性菌問題に対応する持続可能な手段として
・遺伝子工学:ファージの特性を活かした先端技術への応用

ファージ産業の展開とジョージア発のグローバル企業
近年、ジョージア国内でもファージを産業化する企業が台頭しています。
中でも注目されるのが、「バイオキムファーム(Biochimpharm)」。
主な実績:
・2023年9月、EUのGMP(適正製造基準)認証を取得
・世界で唯一、GMP準拠のファージ医薬品を産業規模で製造可能
・現在、8カ国以上に製品を輸出中
医療分野にとどまらず、畜産業・水産業・農業などでも抗菌剤としての利用が進んでおり、植物や動物を細菌から守るための研究が加速しています。
さらに、米国FDA(食品医薬品局)も一部ファージ利用を認可しており、世界的に信頼を集めつつあります。
遺伝子工学との関係|ファージの科学的ポテンシャル
・ファージから発見されたリガーゼ酵素は、DNA連結に不可欠な存在
・ファージディスプレイ技術を用いたペプチド・タンパク質の開発
・極限環境に生息するバクテリアに感染する好熱菌ファージから、新たな酵素発見の可能性も
これらの研究は、医療・食品・バイオテクノロジーの枠を超えた革新を生み出しています。

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