1月中旬に2年半住んだジョージアの賃貸物件を引き払い、現在日本の田舎にプチ移住中
この数カ月の間に2か国の引っ越しを経験し、その2か国の引っ越しの大きな違いを感じ、引っ越しにお国柄が強く表れるなと思ったのでここで紹介します
ジョージアの引っ越しは家を探すのがわりと大変で、不動産業者など基本的にいないので、自力で見つけていくか、ブローカーや友人の紹介、僕らのようなコーディネーターに代行してもらうかなどの方法があります
現在ロシア人、インド人、中国人が特に多く移住して来ているので物件が見つかりにくく、家賃も高騰したまま、少し戻って来ている程度です(それでも安い方ですが)
日本と違い便利な点は、家具や家電などが揃っていることが多く、入居する前に交渉すれば足りないものも大家さんが予め用意しておいてくれます
また、礼金制度はなく、敷金も退居時に何もなければほぼそのまま返ってきます
ですので、日本のように引っ越し貧乏になったり、入居してから家具家電を揃えるのに奮闘したりする必要がなく、家さえ見つかり、入居できれば後は楽ちんです

僕らはジョージア生活この3年半で2回引っ越し、1軒家を購入しました
(購入した家で3回目の引っ越しとして、現在は荷物など置いてあり、そこに新たに僕は住み始めます)
1回目はコロナ禍だったので、凄く豪華で広いアパートを安価で借りることができ、家具家電、タオルやベットシーツに至るまで全て付いていて、それぞれがセンスが良くクオリティも高いものでした。
ほぼ何も新たに買い揃えるものはなく、面倒な手続きなど一切なく、新生活がスタートできました
このアパートはクタイシの街の超ど真ん中にあり、ベランダから有名な噴水や、街のイベントをやっている様子が目の前で見れ、反対側の窓を開けると目の前がマクドナルドという好立地なのですが、流石にど真ん中過ぎて夜の騒音がうるさく1年しないくらいで引っ越しをしました。
退居する時点で友人の紹介で次の引っ越し先が決まっていたので、スムーズに引っ越し作業はできましたが、大家さんのこだわりの豪華な家だったので、退居手続きの際少しもめました
まだ子供達が小さかったのもあり、備え付けの食器をいくつか割ってしまい、それを補充していなかったのと、家具に少し傷をつけてしまったのをコミニケーション不足から責められ、
入居時はあんなに優しかったおばあちゃんが、退居時には鬼の形相になっていたので、僕らの勉強不足ですが、後味が悪く肝を冷やしました(敷金の中から100ドルほど修繕費用や食器を買う費用として取られました)
1回目のジョージアでの引っ越しの教訓を活かし、2回目の大家さんとは密に連絡を取り合い、良い関係性を築けたのかなと思います。
(この大家さんは普段トビリシ郊外の街に住んでいた)
退居時、退居を家が察知したのか?退居直前になると今までなかった水道トラブルなどが出てきたが、事前に知らせていたのが良かったのか?水道トラブルも、僕らがいない間に強い風で割れてしまった部屋のドアのガラスも、壁の劣化や、カビも「僕が直すからいいよー、それよりもこれからもフェイスブックで連絡取り合おうよ、ジョージアにまた戻って来るんだろう?記念に一緒に写真撮ってもいいか?」と、まるで友人に家を貸していたみたいに、気持ちよく退居でき、敷金も全額戻って来ました
2軒目の家も必要なものはほぼ全て予め揃っていて、シンプルだけど広い家だったので、後から買い足してより快適なジョージア生活が送れました
家選び、引っ越し準備や作業、大家さんとのやり取りなどなど手探りで学んでいったジョージアでしたが、今の日本の引っ越しやその後の家具家電を揃えたり、防寒対策に比べるとジョージアでの引っ越しは本当にスムーズで、家の造りも良いので
引っ越しや家の造りではジョージア生活の方が正直快適です
移住という一代イベントの中で最初の引っ越しがスムーズでコスト抑えられるのは結構重要だと思います
日本は残念ながら、移住促進を強くしている、人口が激減している地域ですら未だに引っ越しの大変さや、実際のコストがかかるのはあまり改善されていません(むしろそこには気付いていないというか、無頓着で、来てもらうことや、税金を落としてもらうことばかりに目がいっているのかな?)