ジョージアを移住先として選んだ大きな理由の一つが酒天国だからというのがある。
ワインはもちろん、ビールも物凄い種類と安さだと言うことも触れたがそれ以外にも様々な酒が驚くべき値段で手に入る。コスパが最強に良い。
フィリピンも安いが正直質が良くない、本物の材料を使っていないなんちゃってラムやブランデーが溢れていて長年飲み続けるとそれが蓄積されて健康被害を起こしているのを多く目の当たりにしてきた。
ジョージアのお酒にもそういうものはなくもないが、普通にしっかりと作られているものが安いので数百円の差なら安全で美味しいものを選ぶ
ワイン発祥の地、ぶどう品種もオリジナルのものが500以上もあり、ぶどうやリンゴはじめ様々な果物の原産地だったりもするので果実酒も多くあり、ワインと同じくぶどうから作られるブランデーやチャチャ(ぶどうの絞りかすを蒸留した焼酎のような感じのもの、イタリアではグラッパ)なども安価でクオリティが良いものが多い。
その他驚いたのが薔薇の花のエキスを抽出したローズスピリッツやはちみつから作ったハニースピリッツは手作りで素材の味が活きていて非常に美味しかった。
梅酒もジョージアにはある。
また、ウォッカもあり、特に東ヨーロッパや旧ソ連の国々から輸入して来るウォッカは税金が安いので安価でクオリティが良いものが手に入る。
ウィスキーも最近作り始めている、中でもクヴェブリを使用したウィスキー、各種ジョージアワインの樽、ブランデー樽で熟成させたウィスキーまである。
そんな酒大国ジョージアでスーパーや酒店やワイナリーなどで新しいコスパが最強の酒と飲み方を発見するのが楽しい。
ローズスピリッツはジョージアのスパークリングミネラルウォーターと混ぜてローズハイボールにすると最高に美味しく。
ジョージアの梅酒は市販のものを買ったら梅感が薄く焼酎みたいな味だったので、トニックとソーダで半々に割った梅酒ソニックが美味しかった。
ウォッカは様々なフルーツジュースが豊富にあるのでそれで割ったり、生の果物からジュースを作ったり、果実酒を自分で作ってみても美味しい。
(チャチャやブランデーで果実酒を作っても美味しいと思う、それぐらい安い)
ウクライナ産のウォッカがスーパーで500ml300円ぐらいからあり、ブランデーもそのぐらいの値段で売られている
チャチャは市場などに行けばもっと安く売られている
ワインもブランデーもローズやハニースピリッツも自家製でオーガニックでジョージアでは最高級クラスの日本や海外に輸出されているクオリティでも1500円あれば買えてしまう。
(これから値段がどんどん上がってきてしまうと思うが)
美味しくて安くて様々な種類があるまさに酒天国ジョージア
来てみて予想以上だったので満足している。
素面の時はぶっきらぼうでどちらかと言うと怒っているんじゃないかと勘違いするほど怖い顔で無口なジョージア人のオジサン達がお酒を飲むと陽気に楽しくなる。
日本人の特に北の人達に良く似ていると思う、恥ずかしがり屋で表情や意見を素面の時は言わないが、酒を飲むと豹変する。
昼間でも結構ひっかけている人達を見かけるのでジョージア人にとって酒はなくてはならないもの
お酒をワインをジョージア人から取ってしまったら気難しい人達とごっつい体格しか残らないかもしれない。
ジョージアは深い伝統と歴史を重ねて来た酒天国である。