秋のジョージアはワイン用ぶどうの収穫期を迎え、各地で祝祭や文化イベントが最も活気づく最高の季節です。
今回は9月に偶然足を運ぶことになった、カヘティ地方の「チナンダリ・フェスティバル」と第2の都市クタイシの「ジャズフェスティバル」の体験レポートをお届けします。
ジョージアのイベントは「人づての偶然」から始まる
ジョージアでは事前告知や宣伝があまり行われないことが日常茶飯事です。
「実は今晩、あそこでフェスをやっているよ」とワイナリー関係者や現地の人から聞いて初めて知る、といった偶然の出会いから旅が広がります。
今回の2つの音楽フェスも、そんな現地のリアルな人とのつながりから急きょ訪れることになりました。
カヘティ・チナンダリ村の国際クラシック音楽祭
カヘティでのプライベートツアーの夜、宿泊先で出会った世界的に活躍するロシア人オペラ歌手から「明日、車で15分ほどのチナンダリで音楽フェスがある」と誘われたのがきっかけでした。
公式サイトでプログラムを確認すると、なんと出演者に日本人バイオリニスト・庄司紗矢香さんの名前を見つけました。
20年ほど前にドキュメンタリー番組『情熱大陸』で同世代の彼女がヨーロッパで奮闘する姿を見て以来、僕自身も海外で活動を続けるうえでずっと大きな励みにしてきた存在です。
・会場の歴史(チャヴチャヴァゼ邸):
ジョージアに初めて本格的なヨーロッパ文化を取り入れた名門貴族、アレクサンドレ・チャヴチャヴァゼの旧邸宅。日本で例えるなら鹿鳴館のような歴史的社交場で、美しい庭園と本格的なコンサートホールを備えています。
・コンサートの響き:
ブラームスを中心とした重厚なバイオリンとチェロの協奏曲。
カヘティの静かな空気と歴史的建造物が溶け合い、まるで時代をタイムワープしたかのような深い余韻に包まれました。
・奇跡の対面:
終演後、幸運にも楽屋でお話しさせていただき、記念写真を撮る機会にも恵まれました。
偶然にもここジョージアで直接お会いできたことは感慨深い節目となりました。
20年以上前確かフィリピンかタイかで頑張っていた時に、見て励みになり、
そこから20年の年月が巡りこうしてジョージアで、スペイン=ヨーロッパに拠点を持ってからお会いできるなんて
長い道のりでしたが、自分を信じやりたい方向へ、目標に向かって歩んできて本当に良かったなと色々なものがタイムワープする瞬間でした
17歳の時にはじめて1人でヨーロッパを一周し、「自分が求めていた世界・環境はここだと感銘を受け」いつかはここに戻って来るぞ!
っと目標を立ててから早四半世紀以上
願えば思いは叶うのです
ここでまた庄司紗矢香さんと再会するとはジョージアも僕も持ってます(笑)
チナンダリ・フェスティバルは欧州各地から一流アーティストが集う国際水準のフェスであり、ジョージアの文化的な奥深さを改めて実感させられます。(今まで知らなくてすみません、ロシア人のオペラ歌手ウラジミールさんに感謝です)

クタイシ植物園のローカル・ジャズフェスティバル
もう一つのフェスは、友人であるオティア・イオセリアニのワイナリー兼博物館を訪れた際、お母さまから「今晩クタイシでジャズフェスがあるわよ」と教えられたのが始まりでした。
・会場: クタイシ植物園(入場無料)
・雰囲気: 地元のジャズグループやシンガーが集い、地元住民が思い思いにリズムに乗るアットホームな野外ライブ。
・ローカルならではの魅力:
チナンダリの洗練された国際フェスとは対照的に、手作り感あふれる素朴で温かい空間でした。
「これがジャズ?」と思わず笑みがこぼれるような場面も含め、気取らないジョージアの日常と懐の深さを肌で体感できます。

秋のジョージアで文化・芸術に触れる旅へ
| フェスティバル名 | 開催地 | 特徴・魅力 |
| チナンダリ・フェスティバル | カヘティ地方チナンダリ | 名門貴族の歴史的邸宅で世界最高峰のクラシックを鑑賞できる国際音楽祭 |
| クタイシ・ジャズフェスティバル | イメレティ地方クタイシ | 植物園で開催される入場無料のローカルイベント。地元の人々と音楽を共有できる |
9月〜10月のジョージアは、過度な商業主義に流されず、地域や伝統、文化・芸術を純粋に楽しむエネルギーに満ちています。
ワイナリー巡りや移住下見の合間に、ふらりと現地のローカルイベントへ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
これから伸びていく新興国ジョージアでこういう様々な芸術や文化、教育などイベント盛り沢山で地元パワーを感じられるのが素敵だと感じました
変に商業化されていないで伝統や文化・芸術を守り続ける姿勢、そういう心意気が素晴らしいと感じます